沖縄美ら海水族館 完全ガイド

世界最大級の水槽で泳ぐジンベエザメとマンタに会いに行こう

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沖縄美ら海水族館完全ガイド|世界最大級の水槽でジンベエザメに会おう

沖縄美ら海水族館は、沖縄本島北部の本部半島に位置する、日本を代表する水族館です。「美ら海(ちゅらうみ)」とは沖縄の方言で「美しい海」を意味し、その名の通り、沖縄の美しい海の世界を余すことなく体験できる施設となっています。年間約300万人が訪れる沖縄観光の定番スポットであり、世界中から観光客が訪れる国際的な人気を誇ります。

この記事では、美ら海水族館の見どころ、チケット料金と割引情報、効率的な回り方、アクセス方法まで、訪問前に知っておきたい全ての情報を徹底的に解説します。初めて訪れる方も、リピーターの方も、この記事を読めば美ら海水族館を最大限に楽しむことができるでしょう。

美ら海水族館とは?基本情報

沖縄美ら海水族館は、2002年11月にオープンした水族館で、国営沖縄記念公園(海洋博公園)内に位置しています。1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会の跡地を利用して整備された海洋博公園は、総面積約77ヘクタールの広大な敷地を誇り、水族館以外にも多くの施設があります。

美ら海水族館の最大の特徴は、世界最大級のアクリルパネル水槽「黒潮の海」です。この巨大水槽では、ジンベエザメやナンヨウマンタなどの大型海洋生物が悠々と泳ぐ姿を間近で観察することができます。また、沖縄の海に生息する多様な生物を展示しており、サンゴ礁の生態系から深海生物まで、幅広い海の世界を体験できます。

施設概要

  • 正式名称:国営沖縄記念公園(海洋博公園)沖縄美ら海水族館
  • 開館:2002年11月1日
  • 延床面積:約19,000平方メートル
  • 水槽数:77水槽
  • 総水量:約10,000トン
  • 飼育生物:約740種・21,000点
  • 年間来館者数:約300万人

📍 所在地:沖縄県国頭郡本部町石川424番地
🕐 営業時間:
・通常期(10月〜2月):8:30〜18:30(入館締切 17:30)
・繁忙期(3月〜9月):8:30〜20:00(入館締切 19:00)
🚫 休館日:12月の第1水曜日とその翌日(メンテナンスのため)
📞 電話:0980-48-3748

チケット料金と割引情報

美ら海水族館のチケットは、窓口での当日券購入のほか、オンラインでの事前購入、コンビニでの前売り券購入など、様々な方法で入手できます。お得に入場するための割引情報を詳しくご紹介します。

通常入館料

区分 8:30〜16:00 16:00〜(4時からチケット)
大人(18歳以上) 2,180円 1,510円
中人(高校生) 1,440円 1,000円
小人(小・中学生) 710円 490円
6歳未満 無料 無料

お得な割引チケットの購入方法

1. オンライン予約サイトで事前購入(最もおすすめ!)

Klookなどのオンライン予約サイトでは、通常料金より割引価格でチケットを購入できることがあります。事前予約なので当日の窓口での待ち時間もなく、スムーズに入館できるのが大きなメリットです。また、他の観光スポットとのセットプランでさらにお得になることも。

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2. 4時からチケット

16時以降の入館で適用される割引チケットです。通常料金の約30%OFFで入館でき、閉館まで2〜3時間あるため、十分に見学できます。夕方は比較的空いているため、ゆっくり見学したい方にもおすすめです。

3. コンビニ前売り券

ファミリーマート、ローソン、セブンイレブンなどのコンビニで前売り券を購入できます。通常料金より若干お得になることがあります。

4. 年間パスポート

年間何度でも入館できるパスポートです。大人4,360円(通常料金の2回分)で、沖縄在住の方や頻繁に訪れる方にはお得です。

5. 障がい者割引

障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は、通常料金の半額で入館できます。

見どころ完全ガイド

美ら海水族館は4階建ての建物で、4階から入場して1階へと下りながら見学するスタイルです。沖縄の海を「サンゴ礁への旅」「黒潮への旅」「深海への旅」の3つのテーマに分け、浅い海から深海へと進む構成になっています。

4階:サンゴ礁への旅(入口・サンゴの海)

入口を入るとまず目に飛び込んでくるのが、屋外の「サンゴの海」水槽。自然の太陽光が降り注ぐこの水槽では、約70種類の造礁サンゴが飼育されています。サンゴの大規模飼育に成功したのは世界初で、美ら海水族館の技術力の高さを物語っています。

サンゴ礁に棲む色とりどりの熱帯魚たちが泳ぐ様子は、沖縄の海そのもの。水槽は屋根がなく、実際の沖縄の海と同じ環境条件で飼育されているため、自然に近い状態のサンゴを観察できます。

見どころポイント

  • 世界初の大規模サンゴ飼育に成功した水槽
  • 約70種800群体のサンゴを展示
  • 自然光の下で見るサンゴと熱帯魚の色彩美

3階:熱帯魚の海・サンゴ礁の小さな生き物

3階では、沖縄近海のサンゴ礁に生息する生き物たちを展示しています。「熱帯魚の海」水槽では、カクレクマノミやチョウチョウウオなど、色鮮やかな熱帯魚が泳いでいます。映画「ファインディング・ニモ」でおなじみのカクレクマノミは、子どもたちに大人気です。

「サンゴ礁の小さな生き物」コーナーでは、ウミウシやヒトデ、カニなど、普段は見過ごしがちな小さな生き物たちにスポットを当てています。タッチプールでは、ヒトデやナマコに実際に触れることができ、子どもたちの学習体験としても人気があります。

2階:黒潮への旅(メインフロア)

美ら海水族館のハイライトである2階「黒潮への旅」エリア。ここには、世界最大級の水槽「黒潮の海」があります。

「黒潮の海」水槽

幅35m、奥行き27m、深さ10m、水量7,500トンという巨大水槽「黒潮の海」は、美ら海水族館の最大の見どころです。この水槽を支えるアクリルパネルは、厚さ60cm、幅22.5m、高さ8.2mという世界最大級のサイズで、ギネス世界記録にも認定されています。

この巨大水槽では、ジンベエザメ、ナンヨウマンタ、マダライルカなど約70種の生物が飼育されています。特にジンベエザメは、世界最大の魚類として知られ、全長8m以上に成長する個体もいます。複数のジンベエザメが悠々と泳ぐ姿は圧巻で、多くの来館者が水槽前で足を止めます。

ナンヨウマンタも見どころの一つ。翼を広げたような優雅な姿で水槽内を舞う様子は、まるで海中を飛んでいるかのようです。マンタの飼育・繁殖に成功しているのは世界でも数施設のみで、美ら海水族館の技術力の高さを示しています。

「黒潮の海」を楽しむポイント

  • 水槽正面:最も人気の撮影スポット。ジンベエザメとの記念写真を
  • アクアルーム:水槽の下から見上げるように観察できる空間
  • 黒潮探検(水上観覧コース):水槽の上から見下ろす有料プログラム
  • カフェ「オーシャンブルー」:水槽を眺めながら食事ができる

ジンベエザメの給餌時間

ジンベエザメの食事シーンを見られる給餌時間は、1日2回(15:00と17:00頃)。ジンベエザメが立ち泳ぎをしながらオキアミを吸い込む姿は迫力満点です。給餌時間は混雑するため、早めに場所を確保しておくことをおすすめします。

1階:深海への旅

1階は「深海への旅」エリア。沖縄近海の水深200m以上の深海に生息する生物を展示しています。深海は太陽光が届かない暗黒の世界で、そこに暮らす生物たちは独特の進化を遂げています。

「深層の海」水槽では、オオグソクムシやダイオウイカの仲間など、普段は目にすることのない深海生物を観察できます。暗い照明の中で浮かび上がる深海魚の姿は、どこか神秘的です。

深海コーナーの見どころ

  • 発光する深海生物の展示
  • 深海の水圧を体験できるコーナー
  • 深海調査の歴史と技術を学べる展示

海洋博公園内の無料施設

美ら海水族館がある海洋博公園には、水族館以外にも多くの施設があります。特に以下の施設は無料で楽しめるため、水族館と合わせて訪れることをおすすめします。

オキちゃん劇場(イルカショー)

オキちゃん劇場では、イルカやオキゴンドウによるダイナミックなショーを無料で観覧できます。イルカたちの華麗なジャンプや、トレーナーとの息の合ったパフォーマンスは必見。1日4〜5回のショーが開催され、各回約20分です。

ショー開催時間:10:30、11:30、13:00、15:00、17:00(季節により変動)

イルカラグーン

イルカを間近で観察できる施設。水中のイルカの様子を観察したり、餌やり体験(有料)に参加したりできます。

ウミガメ館

沖縄近海に生息するウミガメを飼育・展示している施設。アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイなどを観察でき、産卵や孵化の様子を学べる展示もあります。

マナティー館

絶滅危惧種のアメリカマナティーを飼育・展示している施設。おっとりとした動きでエサを食べる姿は、見ているだけで癒されます。

エメラルドビーチ

海洋博公園内にある人工ビーチ。「快水浴場百選」にも選ばれた美しいビーチで、夏季には海水浴を楽しめます。遊泳期間は4月〜10月頃。

熱帯ドリームセンター

約2,000株のランをはじめ、熱帯・亜熱帯の植物を展示する植物園。入館料は別途必要ですが、美ら海水族館との共通券もあります。

おきなわ郷土村・おもろ植物園

琉球王国時代の村落を再現した施設。伝統的な沖縄の民家や生活様式を見学できます。入場無料。

効率的な回り方と所要時間

所要時間の目安

  • 水族館のみ(さっと見る):1〜1.5時間
  • 水族館のみ(じっくり見る):2〜3時間
  • 水族館+イルカショー+無料施設:4〜5時間
  • 海洋博公園全体を満喫:半日〜1日

おすすめの回り方

パターン1:午前中からゆっくり派(半日コース)

  1. 9:00 開館と同時に入館。まだ空いているうちに「黒潮の海」水槽へ
  2. 9:30 4階から順に見学
  3. 10:30 オキちゃん劇場でイルカショー
  4. 11:00 ウミガメ館・マナティー館
  5. 11:30 水族館に戻り、見逃した展示をチェック
  6. 12:30 カフェ「オーシャンブルー」でランチ
  7. 13:30 お土産購入

パターン2:午後からお得派(4時からチケット利用)

  1. 15:30 海洋博公園到着。オキちゃん劇場でイルカショー
  2. 16:00 4時からチケットで水族館入館
  3. 16:30 ジンベエザメの給餌タイム(17:00頃)に合わせて「黒潮の海」へ
  4. 17:30 その他の展示を見学
  5. 18:30 閉館(繁忙期は20:00まで)

混雑を避けるコツ

  • 平日がおすすめ:土日祝日は非常に混雑します
  • 開館直後か夕方:10:00〜14:00が最も混雑する時間帯
  • オンラインチケット:窓口の行列を避けられます
  • 雨の日は避ける:屋外観光が難しい日は水族館に人が集中します
  • 夏休み・GWは特に混雑:可能であれば時期をずらして

アクセス方法

車でのアクセス(レンタカー)

沖縄観光はレンタカーが最も便利で、美ら海水族館へのアクセスも車が主流です。

  • 那覇空港から:沖縄自動車道経由で約2時間(約100km)
  • 那覇市内から:沖縄自動車道「許田IC」経由で約1時間45分
  • 恩納村(リゾートエリア)から:約1時間

駐車場:海洋博公園内に約1,900台分の無料駐車場があります。水族館に最も近いのはP7立体駐車場です。繁忙期は早い時間に満車になることがあるため、早めの到着をおすすめします。

高速バスでのアクセス

レンタカーを借りない方には、那覇から美ら海水族館への直通高速バス「やんばる急行バス」や「沖縄エアポートシャトル」が便利です。

  • やんばる急行バス:那覇空港・県庁北口から約2時間30分、片道2,000円程度
  • 沖縄エアポートシャトル:那覇空港から約2時間20分
  • 路線バス117系統:名護バスターミナルから約1時間

🚌 高速バスの予約はこちら

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観光バスツアー

那覇発の日帰りバスツアーも多数運行されています。美ら海水族館に加え、古宇利島や万座毛など、北部の人気スポットを効率的に回れるプランが人気です。運転の心配がなく、ガイド付きで観光できるのがメリットです。

レストラン・カフェ情報

カフェ「オーシャンブルー」

「黒潮の海」水槽に隣接するカフェ。巨大水槽を眺めながら食事ができる特等席として大人気です。軽食やドリンク、スイーツを提供しています。

  • 営業時間:8:30〜閉館30分前
  • 席数:約50席
  • おすすめ:ちゅらうみソフトクリーム、タコライス
  • 注意:混雑時は席の確保が難しいことも

レストラン「イノー」

4階エントランス近くにある本格レストラン。沖縄料理から洋食まで、幅広いメニューを提供しています。

  • 営業時間:10:00〜17:30
  • おすすめ:沖縄そば、海ぶどう丼、アグー豚のしゃぶしゃぶ

海洋博公園内のその他の飲食施設

公園内には複数の飲食施設があり、水族館の外でも食事ができます。エメラルドビーチ近くの「マリンタウン」にはファストフードやカフェがあり、海を見ながらのランチも可能です。

お土産・ショップ情報

美ら海水族館オリジナルグッズ

水族館1階の出口付近には、大きなミュージアムショップがあります。ジンベエザメやマンタをモチーフにしたぬいぐるみ、文房具、お菓子など、美ら海水族館オリジナルのグッズが豊富に揃っています。

人気のお土産

  • ジンベエザメのぬいぐるみ:定番人気商品。サイズ展開も豊富
  • 美ら海水族館限定お菓子:紅いもタルト、ちんすこうなど
  • オリジナル文房具:クリアファイル、ボールペンなど
  • ガラス細工:琉球ガラスとコラボした商品
  • 写真サービス:水槽前で撮影した記念写真

よくある質問(FAQ)

Q. ベビーカーや車椅子で見学できますか?

A. はい、館内はバリアフリー設計で、ベビーカーや車椅子での見学が可能です。無料で車椅子やベビーカーの貸し出しも行っています。

Q. ペットと一緒に入館できますか?

A. ペットの入館は不可です(盲導犬・介助犬を除く)。海洋博公園内にはペットホテルがあります。

Q. 写真撮影はできますか?

A. 個人での写真・動画撮影は可能です。ただし、フラッシュ撮影は一部制限されています。三脚の使用は他のお客様の迷惑になるため禁止です。

Q. 再入場はできますか?

A. 当日中であれば再入場可能です。出口でスタンプを押してもらうか、チケットを提示してください。

Q. コインロッカーはありますか?

A. 4階入口付近にコインロッカーがあります。大きな荷物は預けて身軽に見学することをおすすめします。

Q. 雨の日でも楽しめますか?

A. 水族館は屋内施設なので、雨の日でも問題なく楽しめます。ただし、オキちゃん劇場(イルカショー)は屋外のため、雨天時は中止になることがあります。

まとめ:美ら海水族館を最大限に楽しもう

沖縄美ら海水族館は、世界最大級の水槽で泳ぐジンベエザメやマンタの姿を間近で見られる、日本を代表する水族館です。沖縄の美しい海の世界を体験でき、子どもから大人まで幅広い年齢層が楽しめます。

美ら海水族館を楽しむポイント

  • チケットは事前予約でお得に:オンライン予約サイトで割引チケットを購入
  • 時間に余裕を持って:水族館だけでも2〜3時間、公園全体なら半日以上
  • 給餌時間をチェック:ジンベエザメの食事シーンは必見
  • 無料施設も活用:イルカショーやウミガメ館は無料
  • 混雑を避けて:平日・開館直後・夕方がおすすめ

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